経鼻インフルエンザ予防接種を始めます!

「経鼻インフルエンザ予防接種」とは、ワクチン成分を鼻に噴霧して行う予防接種です。

経鼻インフルエンザ予防接種が適用になる方は、2歳以上19歳未満の方です。

「注射の痛みがない」、「1回の接種で済む」「効果が約1年持続する」というメリットもありますが、費用がかかるなどのデメリットもあります。

当院では、接種料は8000円です。

令和7年10月1日から始めます。

予約は必要ありませんが、在庫がなくなり次第、終了となりますので、ご希望の方はお早めにお願いいたします。

経鼻インフルエンザワクチン接種の受付は診察時間と異なり、午前は9:30〜11:30まで、午後は15:30〜17:30までとなります。これ以外の時間には受付できませんので、ご了承ください。この措置は診療を優先的に行うためのものなのでご理解をお願いいたします。

ワクチンは成分の違いから、「生ワクチン」「不活化ワクチン」「トキソイド」に分けられます。

「経鼻接種」は「生ワクチン」、従来の「注射型ワクチン」は「不活化ワクチン」になります。

「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の違いは簡単には、「生ワクチンは」弱毒化しているものの、生きているウイルスを使うので、他のワクチンと比べて免疫がつきやすく、免疫状態が長続きするというメリットがありますが、デメリットとして、接種した本人がその病気を発症する可能性があり、さらに周囲に病気を広げてしまう可能性があります。

「不活化ワクチン」は不活化(殺菌)し、感染力をなくしたウイルスの成分を使うので、ワクチンを接種してもその病気を発症する可能性はありませんが、免疫力が比較的つきにくく免疫を獲得するために、数回の接種が必要となる場合があります。免疫の効果の持続も比較的短いと考えられています。

詳しく知りたい方は下のリンクから検索してください。

ワクチンの種類と特徴

経鼻インフルエンザ予防接種を接種できない方

  • 2歳未満と19歳以上の方
  • 5歳未満で繰り返す喘鳴の既往があり、現在も喘息症状がある方
  • 卵白やゼラチン、その他のワクチン成分に対して重度のアレルギーのある方やアナフィラキシーの既往のある方
  • 鼻閉の強い方
  • アスピリン服用中の方(川崎病などで)
  • 免疫が著しく低下している方や免疫抑制剤を使っている方
  • 免疫が著しく低下している方や免疫抑制剤を使用している方と同居している方もしくはインフルエンザに弱い動物を家庭で飼育している方
  • 妊娠していることが明らかな方
  • 乳児と接触する可能性のある方
  • 明らかな発熱(37.5℃以上)がある方
  • 接種時に保護者が同席されていない方
  • 2週間以内に他の感染症にかかっている方

となります。

以上に該当する方は、従来の注射型の不活化ワクチンをご検討ください。

副反応

接種の後に、インフルエンザと同じような症状が出る方が数パーセントいらっしゃることが知られています。

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