厚生労働省アクションプラン

2015年から厚生労働省で、細菌薬剤耐性(AMR:antimicrobial resistance)に関する取り組みが開始され始めました。

これは、1980年代ころから「抗生物質の不適切な使用」により、抗生物質が効かない、薬剤耐性菌が増えてきた結果、その感染症の治療に難渋する症例が増えてきたことによる弊害を減らすために考えられてきた対策です。最近は医療関係者では、この情報は共有されていて、不必要な方に抗生物質を投薬することは減ってきていますが、薬剤耐性菌を減らすということではまだ十分ではありません。

特に、一般に方たちには、この情報が十分に行き渡っているとは言えません。

薬剤耐性による死亡者数推定:

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000189799.pdf

これによる2013年の推計では2050年には、何も対策を取らない場合には1年間に耐性菌による感染症の死亡者は、世界全体でガンによる死亡者数も超えて、1000万人にも上ると推定されていました。

これは、新型コロナウイルス感染症による死亡者の比率どころではありません。

従って、少しでも耐性菌を減らす努力が必要なのです。その取り組みは、将来の自分自身の身を守る取り組みでもあるのです。是非ご理解をよろしくお願いいたします。

さらに詳しいことがお知りになりたい方は、以下のリンクをご利用ください。

ただし、かなり詳しい(専門的な)内容です。

薬剤耐性(AMR)対策について
厚生労働省の薬剤耐性(AMR)対策について掲載しています。
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